30代の転職で退職交渉を乗り切るための方法

30代の転職活動の最後にして最もプレッシャーの掛かるハードル。それが退職交渉です。

退職交渉が億劫で転職を躊躇する人もいるほどですが、退職交渉で足止めされていては、せっかく転職先や自分がやりたいことが決まったのに全て無駄になってしまいます。

ここでは、転職エージェント直伝の「30代が退職交渉をうまく進める7つのポイント」を紹介します。

30代が退職交渉を進める時は「揺るがない決意」を示せ

退職交渉を進める時の基本は「辞める前提で、冷静に話をする」ことです。退職の話を切り出す際には、以下のように伝えましょう。

「●月●日を持ちまして退社を希望しています。つきましては、引継ぎも含め今後のスケジュールを相談させてくださいませんか?」

現職への不満をあげると「一つ一つを解決する」と言われて辞める理由がなくなり、交渉が難航するケースがあります。交渉の最初の段階でキッチリと以下のことを伝えましょう。

  • 辞めることは決めている
  • 退社期日も決めている
また、同時に以下のこともしっかりと主張して話しを進めましょう。
  • もう決めたことなので了解してほしい
  • 引継ぎはしっかり行うので会社に迷惑をかけません
人は感情に引っ張られてしまいます。しかし、少なくともあなたは冷静に感情を押し殺してください。



30代が退職交渉をうまく進めるための7つのポイント

ここでは、実際に退職交渉を進める上で覚えておくべき7つのポイントを紹介します。交渉前に一度頭に入れておきましょう。

【1】退職の最初の相談は直属の上司にする

最初の退職相談は、直属の上司(管理職)にしましょう。さらに上位の管理職や同僚・部下等に先に伝えると、話がこじれてしまうケースがあるので避けてください。

できるだけ早めに時間を確保してもらい、静かな会議室など落ち着いた場所で話を切り出しましょう。どうしても時間が取れない場合は、タイミングも重要ですので、まずはメール等で最初の報告をするようにして下さい。

【2】転職先の社名は伝えない

転職先が決まる前に退職する人には関係ありませんが、転職先が決まっている場合、その社名は伝えないようにしましょう。トラブルの元になります。

「転職先社名については勘弁して欲しい」で通して下さい。どうしても言わなければいけない雰囲気になってしまった場合でも某○企業くらいに濁しておきましょう。

社名がオープンになってもいい段階は、退職日付近くらいです。引継ぎもだいぶ終わり、送別会の場などお酒が入ったときに「本当はどこなの?実際」と聞かれた際に「いやー実は・・・」くらいに話す程度でしょう。

【3】会社批判、現状不満につながる退職理由は言わない

前述のように最も注意が必要です。「じゃあ変えるよ」と言われて辞める理由が無くなってしまいます。

上司のタイプや人間関係の深さにもよりますが、「知人に誘われて話しがまとまってしまいました」程度のニュアンスにしておくか、「どうしてもやりたいことがありまして」と誠意をこめて伝えるか、いずれにしても「ご迷惑おかけします。勝手をお許し下さい」という丁重な態度で取り組んでください。

【4】退職への強い意志を見せ続ける

「本気だな、慰留しても無駄だな」と、一貫して思わせ続けることが重要です。

下手に慰留条件に耳を傾けたり迷っているそぶりを見せると、「脈あり」という期待をもたれて話が長引き、余計なエネルギーを使う羽目になってしまいます。

【5】面談が平行線になったら一旦持ち帰る

面談での話が長引いて「結論が出ない」と感じたときには、「一日考えさせて下さい」と言って持ち帰り、翌日「よく考えましたが意志は変わりません」と伝えましょう。

上司もその場ではすぐには受け入れられないものですが、徐々にあきらめていってくれます。基本的にはこの作業の繰り返しです。

【6】『引き継ぎ書』を作成する

どの案件を「いつまでに」「誰に」引き継ぐかといった引き継ぎ計画書を作成してください。まずはA4一枚の簡単なもので良いです。辞表と同じタイミングで提出するイメージです。
退職交渉が平行線で難航している場合も、引き継ぎはいずれしなければなりません。準備を進めておきましょう。

【7】必ず退職交渉のログを残す

「いつ」「誰と」「どこで」「どんな話しをしたか」をメモに記録して下さい。(録音をする人もいます)

また、メールのやりとりは必ず保存しておいてください。備忘録といった意味合いでも、退職予定日や引き継ぎなどの連絡をメールでも行っておきましょう。何かトラブルが起こった際にも証拠となります。




30代の退職交渉で重要なマインドセット

退職交渉は1〜2回ではまとまらず、5〜6回は行う覚悟が必要です。

我慢比べのようなところがあり、時間もかかるし精神的にも疲労度が高いものです。最初からそういうものだと認識しておけば、精神的な負担を必要以上に負わずに済むでしょう。

とにかく感謝の気持ちを忘れない

転職するとはいえ、今までお世話になった会社ですから感謝の気持ちを忘れないで下さい。

「今まで育ててもらってありがとうございました。またどこかで一緒に仕事ができるといいですね」という感じで、感謝の気持ちを持ちながらも、冷静に論理的に進めましょう。

慰留に負けてプラスなことはない

「退社したい」と申し出ると、ほとんどの人は一度は慰留されますが、意思を変えずに転職するという気持ちを貫いてください。

少しでも慰留に耳を傾けると、ズルズル長引いてしまい結果的に内定先にも迷惑をかけることになります。仮に強烈な引き止めに負けて残ることになったとしても、一旦退社を申し出た社員へのマイナス評価は後々尾を引くことがあります。
「辞めさせてもらう」のではなく「辞める権利を使わせてもらう」くらいのスタンスで臨みましょう。

退職交渉が難航している場合は「退職代行サービス」という手もある

自分で退職交渉を終わらせたい気持ちがあっても、やはり状況によっては困難な場合があります。

そういった場合には、退職交渉を代理人が行ってくれる「退職代行サービス」を活用するという手もあります。「売り手市場」で転職に対するハードルが下がったこともあり、こういったサービスを利用して退職する人も増えています。

対象者 特徴 費用(税込)
SARABA
退職代行SARABA
最安価格で即時辞めたい方 ・追加料金なし
・相談回数無制限
・全額返金保証つき
30,000円
汐留パートナーズ
退職代行汐留パートナーズ
安心・確実に進めたい。
各種費用の交渉事もある方。
・弁護士が実行するので安心
・退職金・未払い給料・残業代も請求可
54,000円

転職エージェントに連絡する事を忘れずに!

7つのポイントやマインド面に注意して退職交渉を行っても何かトラブルや難題が生じた場合には、その場は保留にして、転職エージェントに相談をしてください。法律に関わる場合など、エージェント会社の専任者に問い合わせることも可能です。

担当しているエージェントは、基本的に入社までフォローします。退職交渉の進捗状況を内定先の企業に伝える義務もあるため、退職交渉を行った日には必ずその内容を連絡するようにしましょう。