30代転職
あなたは、30代になってから転職を考える機会が増えていないでしょうか?

  • 職場の人間関係には我慢の限界だ
  • この職場に定年までいる未来が見えない
  • もっと自分のペースで働きたい

「よしっ転職!!」と決意しようにも、30代となると転職に対してさまざまな不安もあるかもしれません。

  • 30代で「未経験職」に転職するのは難易度高いかな
  • 転職した会社も今と変わらなかったらどうしよう
  • 「売り手市場」っていうけど本当に転職は簡単なのかな

わたし自身も、さまざまな不安を胸に抱えて31歳で転職をしました。先に前職を退職して、約9ヶ月の空白(無職)期間の中で転職活動を行った結果は以下の通りです。

  1. 年収が前職よりも約60万円アップ
  2. 残業・休日出勤が前職の約1/2に減少
  3. 前職よりもスキルアップを実感できる職場環境



自力で行った未経験職への転職活動は「書類選考落ち6連発」「年収300万円ダウン提示」という事態に陥り、転職活動を一時中断しました。

その後、転職支援サービスを利用してリスタートした結果、30代の転職は経験を活かした転職を決断したのでした。

↓隈本の転職活動履歴(スクロールできます)↓

【参考】転職サイトでの求人件数:2020年3月21日

30代でも利用可能な転職サイトで、求人検索欄に「30代」と入力した際の求人検索数をまとめています。
注意就職と転職では、企業側の採用事情が異なります。就職以上にマッチングが重視されるため、転職支援サービスの利用をお勧めしています。

求人媒体 総求人数 20/3/21 19/12/11比
リクナビNEXT 37,949 5,240 -45
ビズリーチ
30代以上特化
55,266 -179
doda 78,217 8473 +86
リクルートエージェント
求人数・実績1位
331,110 159,944(非公開) +3,682
女の転職@type
女性専用
1,627 384 +1
ハローワーク 776,549 +6,940

「30代転職失敗防止法.com」について

はじめまして!当サイトの運営を行いながら、長崎でキャリアコンサルタントをしている「隈本(くまもと)」と申します。(厚労省キャリコンサーチにて「長崎地区」で登録)

隈本稔
キャリアコンサルタント、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)、性格応用心理士1級

製造メーカー2社にて、主に製品開発や生産技術系の職務に従事。38歳に起きた人生最大の転機を機会に、長崎に帰省。現在は、長崎でキャリアコンサルタントとして、就職・転職などの求職者支援や企業の採用定着・対人トラブル改善やプロジェクト運営に関する支援を行っている。

キャリアコンサルタントは知名度が低く、就職・転職斡旋の専門家という間違った認識を持たれる方が多いので、ここでキャリアコンサルタントに関してスライド資料で紹介いたします。

30代はキャリア設計に迷いが生まれることが多い年代です。わたしの場合は、最終的に転職という選択をしましたが、必ずしも転職が正解とは限りません、

このサイトでは、30代のキャリア設計についての情報を提供しながら、30代が転職で失敗しないための方法についてご紹介させていただきます。




30代の転職は不利なのか?【最新厚労省データで確認】

30代の転職の実態を、厚生労働省『平成30年上半期雇用動向調査結果の概況』のデータを元に、グラフ化しております。

現状は30代にとって悲観的な状況ではなさそうですが、転職理由や転職後の年収の増減などの情報は参考になります。
注意厚労省による再集計が終了した最新版データを利用しております。(2020年2月6日時点)

30代前半の転職はそれほどハンデはない

30代の転職者割合
30代前半の転職者は「3.8-5.6%」。それだけ求人があって中途採用もされているということです。20代の転職者に比べても、30代前半の転職が極端に不利ということはありません。

大手転職サイト「リクナビNEXT」での調査結果でも、30代前半の転職は不利ではないと約半数の人が回答しています。

30代後半の転職は若干不利になる

30代後半の転職者割合は、男性では「3.8%」と、30代前半に比べて若干厳しい数値となっています。「マネジメント経験」「管理職経験」などが求められはじめ、求人数自体が減少している影響もあります。

30代前半の転職で年収は上がるのか?

30代転職者の給料増減
30代での転職後の年収は、年齢に関わらずほぼ4割が年収アップに成功しています。7割以上が前職以上の年収となっていますが、30代での未経験転職は給料が下がりやすく、キャリアを活かした転職の方が年収が上がりやすい傾向にあります。

30代の転職理由は職場環境や給与への不満が上位にある

30代転職者の退職理由
30代の転職理由は、自分では変え難い会社の労働環境が上位となっています。

  • 会社の将来性への不安
  • 給与への不満
  • 専門知識や経験を活かせない
  • 人間関係が悪い

30代女性の転職理由は、「結婚・出産」などのライフイベント・生活の変化が男性よりも多くなっています。

30代のキャリア設計のポイント

30代は自らのキャリアに迷いが生じやすい年代でもあります。人それぞれの仕事やプライベートでの経験であったり、置かれている職場環境などの影響もあるでしょう。

ただ、社会人としての経験を積んで、自己理解が深まっていることもキャリアの悩みに繋がることがあります。

ここでは、30代のキャリア設計のポイントについて説明します。

30代は転職を意識する「転機」が増えてくる年代

30代になると、仕事や職場に慣れてくるのはもちろん、職場においても中堅社員として次のステップに進むことを望まれる立場になります。そのため、転職や退職を考えたくなるような「イベントが発生」したり、逆に「期待したこと」が起きないこともあります。

30代で起こる転機

これらは、「転機」と呼ばれています。30代の今ここで「転機」に向き合うか否かは、キャリア設計も含めた今後の人生を決める上で非常に重要なことです。

自己分析を行なって「自己理解」を促す

30代でのキャリア設計において、必ず実施して欲しいのが自己分析によって自己理解を深めることです。

自己理解と聞くと、MBTIやストレングスファインダーといった性格診断ツールを考える人も多いかもしれません。しかし、自己分析は自らの過去を振り返ることが重要です。

現在の自分のキャリアは、過去のあなたの決断や経験によって築かれています。つまり、これから先のキャリア設計には、過去の自分や現在の自分が影響を与えるのです。

ナラティブアプローチ

キャリアコンサルタントの世界では、その人独自の経験から振り返る自己分析を「ナラティブ・アプローチ」と呼んでいます。経験を振り返ることで、自らの価値観(自己概念)を明確にすることがキャリア設計においても重要なのです。

自らキャリアを振り返る「ライフラインチャート」

自分の仕事やプライベートの経験を振り返る時に便利なツールが、「ライフラインチャート」です。

ライフラインチャート

ライフラインチャートでは、まずこれまでの自分について、小学校や中学校などの時代毎に「出来事」「成功・失敗経験」「影響を受けた対象」などを抽出します。そして、その時代の自身の満足度をラインで描きます。

その上で、以下のようなことを深掘りすることで、自己理解を深めるきっかけを作ることができます。

  • 満足度が高かった理由は?
  • 満足度が低かったのはどういう気持ちがあったからか?
  • 同じような経験が記載されているのは何故か?
  • その経験をライフラインチャートに記入した理由は?

ライフラインチャートは一人で行うこともできますが、知り合いなどに質問してもらって答えることで、自己理解をより深めることもできます。

キャリアカウンセリングを受けながらジョブカードを作成する

ライフラインチャートは自ら経験を書く必要があるため、経験を上手く抽出できないこともあります。そのような場合、厚生労働省も推進している「ジョブカード」を作成するという方法もあります。

ジョブカードは作成することで、就職や転職において履歴書や職務経歴書のベースとして使用することもできます。

ジョブカードの詳細: https://jobcard.mhlw.go.jp/advertisement/

ジョブカードは、キャリアコンサルタントのカウンセリングを受けながら作成することになります。ハローワークで無料カウンセリングを受けることもできますが、有料でもしっかりと作成を行いたい場合には、キャリアコンサルタントの有資格者に相談をしましょう。

性格診断ツールなどはあくまで補助的に使う

自分の経験を振り返ることが難しいと感じる人も多いでしょう。そのような場合には、性格や強み分析ツールを補助的に使用しましょう。

分析結果に近い経験をしたことがあるかを振り返り、自らにとって分析結果が妥当かを振り返るという方法です。ただ、ツールの結果に引っ張られてしまうこともありますので、注意が必要です。

30代の転職のポイント

30代のキャリア設計を考える上では、転職も一つの手段となります。ただ、30代の転職は20代の転職とは異なります。

転職活動においても注意すべきポイントがありますので、30代の転職で失敗しないための活動のポイントを説明します。

「転職」は環境を変化させる一つの手段

転職して行ってしまった
30代での転職は面倒に感じることも多く、先延ばしされることも多いでしょう。とはいえ、職場においては「変えられるもの」と「変えられないもの」があります。

「変えられるもの」も場合によっては困難をともない、時間がかかることもあります。月日が経って「やっぱり転職しよう!」と思った時には、年齢的に転職が難しくなったり、不景気で求人が激減することもあります。

人生は短く一度っきり。仕事には選択肢があることを忘れずに、自分のキャリアに向き合う時間を持ちましょう。転職することだけが答えではないのです。

30代での転職を焦っていない人向けのサービス※ページ内該当箇所へ移動します

30代の転職で資格は必要なのか?

転職に際して、資格を気にする人は多いのではないでしょうか?

確かに、「行政書士」「社会保険労務士」「弁護士」などの士業系の国家資格は、有資格者の独占業務もあるため資格がなければできない仕事はあります。

ただ、転職においては必ずしも資格がなければ転職できないわけではありませんし、資格以外でもあなたの能力や経験を証明することができます。

「30代で転職をするために資格を取る」という考えに至る前に、30代のキャリア設計の項目で説明した「自己分析」を行うことで、自分について深掘りをする必要があります。

30代の転職で企業が求めるもの

自らのキャリアを見直しただけでは転職はできません。転職においては、企業側が求職者に求めるものも理解しておく必要があります。

一般社団法人JHRが、企業が30代以上の中高年を採用する際に重視する点に関する調査を行った結果を確認してみましょう。

ホワイトカラー向けの調査ではありますが、採用において「人柄」が最も重視されていることがわかります。

マネジメントスキルや即戦力が必須というわけではない

30代の転職では、マネジメント経験があったり、即戦力であることが必須という話を聞いてきたのではないでしょうか?

「マネジメント能力」や「即戦力の経験」は、転職先の可能性を拡げるためにはもちろん重要です。しかし最も大事なことは、企業が求める人材像と求職者がどれだけマッチングしているかです。

転職においては、すべての企業がマネジメントスキルや即戦力を求めているわけではありません。つまり、企業によって求める人材像は異なるので、自らの経験がないからといって転職を諦める必要はないのです。

ただ、求人によっては当然「スキル・経験」や「マネジメント能力」を重視しているものがあります。自らが企業に求めるニーズは明確にできますが、企業側のニーズを明確にすることは難しいという問題は解決しなければいけません。

30代の転職で失敗しないための準備事項

30代の転職に必要な準備
30代の転職での失敗は、大きく2つ考えられます。

  • 応募企業に採用されない
  • 転職したけど自分に合わない会社だった

30代の転職・再就職は、「ポテンシャル採用」とされる20代よりも難易度が高くなります。転職に苦労するのはもちろん、会社選びに失敗した時はリカバリーに苦労します。

そのため、たとえ転職を急いでいる時であっても、「自己理解」「求人情報収集」「採用試験対策」といった準備を行う必要があるのです。

転職活動の流れ

この中でも、求人情報や企業の調査は個人だけで行うには限界があります。そのため、企業側の情報を入手できる、ハローワークや民間の転職エージェントサービスを利用することが、30代の転職活動においては重要です。

30代の転職は厳しいからこそ「一人で活動」しない!

転職活動は事前準備はもちろん、求人への応募や採用試験の調整など対応することが多くあります。しかし、採用側の企業にはあなたの忙しさなど関係ありません。

転職燃え尽きる

採用試験では、企業側が求める人材であることを、目の前で証明しなければ採用してもらえません。そのため、30代の転職は20代よりも「自分を売り込む」ことが求められます。あなたのことを正確に把握するために、企業側もしっかりと準備をしてきて欲しいのです。

30代での在職中の転職は苦労も多いでしょう。業務を頑張りながら見つけた求人も、ちょっと後回ししているうちにライバルに取られることもあります。

わたしのように退職後の転職活動の場合は、長期化すると金銭的・精神的余裕が無くなりがちです。

満足のいく求人を見つけきれなかった私は、応募書類や面接の対策などが不安だったこともあって「転職エージェント」を利用することにしました。

【紹介】30代の転職におすすめの転職サイト

30代の転職ならば、キャリアカウンセリングを一度受けることをオススメします。ただ、転職に焦っていない人は、「求人情報」をもらいながらキャリアの方向性や可能性を探るという方法もあります。

転職サイト「ビズリーチ」は、30代以上でスカウト求人情報を待つ「待機型」の転職活動を行いましょう。

ビズリーチ

ビズリーチ
30代でキャリアアップを目指す人向けの転職サイト。スカウト企業は、質・量ともにリクナビNEXTなどの20代兼用のサービスに比べて高レベルです。

「職務経歴」「転職先の希望」を記入することで、あなた向けのスカウトメールが届きます。求人情報元のエージェントに転職支援依頼も可能です。依頼しない限り電話はなく、サイト上で自ら求人検索と応募もできます。

自分の状況にあった求人を持つ転職サイトを利用する!

転職サイトにも得意・不得意の業界や職種があるため、掲載情報には限界があります。

自分が希望する地域や職種、就労形態によっても利用検討すべきサービスは変わってくるのでご注意を!!

↓転職サイト絞り込み検索つくりました↓

転職サービス絞り込み

30代未経験の転職は難易度が高い?

30代の未経験転職は不可能ではありませんが、未経験職への転職は慎重に行動しましょう。

年齢が上がるほど転職自体のハードルは高くなり、残念ながら「興味」「価値観」が一致したからといって、企業に採用されとは限りません。

30代未経験転職のポイント1

30代未経験転職のポイント2
わたしが30代で未経験職の選考に通過したのは、「証券外務員」の資格に関連する先物会社のみでした。つまり、未知識・未準備では無い業界・業種だったのです。完全未経験の「販売」や「営業」は、すべて書類選考落ちという切ない結果でした。

30代後半であっても同様で、30代で未経験業界・業種への転職に必要なのは「マッチング=企業との関連性」です。

  • 業務内容の関連性
  • 業界・業種に関連した知識
  • 関連した資格や「TOEIC」などの応用可能な資格

などの項目について、自分の経験と応募企業との関連性を掘り下げる必要があります。ただ、企業側が採用したい人の特徴がわからないので、適性の確認なども含めて転職支援を利用することをオススメします。

転職サービス絞り込み

30代でのリアル転職体験談

ここからは、わたしの30代の転職活動を紹介します。これまでの30代の転職で意識するポイントの話も重要ですので、また振り返ることで理解も深まると思います。

転職体験談には、わたしの転活のすべてを詰めています。あなたの転職成功に、この経験と知識が少しでも役立てばうれしいです。

30代で無職!ブラック企業レベルの会社を退職

「もう無理だ・・・会社辞めよう・・・」
30代で退職を決意したのは201●年の秋でした。それから3ヶ月後、正社員だった会社を31歳で辞めました。
ブラック企業退職

  • 休日・徹夜勤務の連続で偏頭痛
  • 7○時間を超える連続徹夜勤務
  • 裁量労働で残業代は頭打ち
  • 通路で頭を抱える上司の姿

最初は希望に満ちてワクワク働いていたのに、30代で肉体的にも精神的にもすり減ってボロボロになり、転職先を決めずに会社を辞めました。

退社後は無収入の生活となり、銀行貯金は減り続けていきました。「30代でニート、この先どうやって生きればいいんだ・・・」と、眠れない日々を過ごしました。

やりたいことが見つからない30代の転職は難航

退職後は、失業手当を受給しながら自力で転職活動を行いました。

自分がやりたいこと仕事が定まらない中、30代で未経験の業界・業種である「営業」「コンサルタント」などの職種にとりあえず応募しました。

「上場企業出身なので楽勝」と考えていましたが、30代の転職は厳しかったのです。応募企業7社のうち「証券外務員二種」の資格に関連した、「先物会社」の1社しか書類選考は通過しませんでした。

転職活動の一次中断を決意

転職活動中断
先物会社の採用試験の面接官は、30代後半の疲れ切った顔をした社員。一次面接はたった20分で終わり、以下の待遇を伝えられました。

  • 実務経験が無く未経験なので新卒採用扱い(資格意味なし?)
  • 年収は250万円くらい(驚愕の300万円ダウン)

3日後には一次面接の通過と最終面接の日程案内が来ましたが、「すみません。他に決まりそうなところがあるので・・・」と、嘘をついて電話を切りました。

その直後には自然と親に電話しており、親に言われたのは「一回帰って来んね!」でした。

収入が安定した企業への転職を決意

親は「実家に戻ってきていい」とやさしく言ってくれ、「裕福ではない中で大学も行かせてくれたのに、30代でニート状態なんて親不孝すぎる・・・」と自分が情けなくなりました。

その後、前職から住んでいたアパートに戻って一本のメールを送付しました。相手は転職エージェントだったのです。

転職エージェントを利用して転職活動を再開

自力での転職活動がうまくいかなかったため、わたしは転職エージェントを利用する決意をしました。

30代の再就職活動の当初、求人情報を増やすために民間の転職エージェントAに登録し、キャリアカウンセラーと面談をしていました。

初回面談では「未経験業界」の求人を中心に話をしましたが、一旦サービスを断って「一度実家で相談してきます」といったメールを送っていました。
実家での話し込みから戻って、担当のエージェントに転職活動の再開と支援のお願いをしたのです。

転職活動再開

キャリアカウンセラーは「できるだけ早く面談にきてください」と連絡をくれました。

そして、転職活動おいて最も重要な「自己分析」を行うこととなったのです。

30代の転職活動でも重要な「自己分析」

転職エージェントとの本格的な転職面談では、「自己分析」を中心に実施しました。

転職活動の自己分析
自己分析は「適性検査」や「自分一人で考える」だけでは限界があります。「エゴグラム」という性格検査を面談前に行いましたが、あくまで参考レベルでした。

面談では、キャリアカウンセラーに質問を受けながら、30代まで務めた前職の業務エピソードや、その時の自分の感情を語りました。面談が進むにつれて、仕事や人生の「価値観」も口から出るようになりました。

コンサルタントとの面談の中で明確になった、前職の退職理由は以下のようなものでした。

  1. 裁量労働(残業手当が限られている)が辛かった
  2. 徹夜を超える業務(2,3日間の連続業務も・・・)で心身ともに疲弊
  3. 激務の状況が当然という職場環境が受け入れられなくなった

また、わたしの「価値観」の掘り下げの中で、以下の気持ちが強いこともわかりました。

  • 困っている人に直接貢献したい
  • 仲間と協力して仕事をしたい
  • 困難をともなう業務にチャレンジしたい

会話をすることで一人では思考停止していた部分もほぐれていき、未経験職よりも経験を活かしてレベルアップできる会社に転職する決断をしたのです。

(株)SIEC(株)SIEC

30代の転職活動では「自己分析」が大事です。転職エージェントはアセスメントも参考にしながら「経験・スキル」や「価値観」を深掘りします。30代は「なんとなく転職」して失敗した場合、挽回が20代より難しくなります。エージェントが自己分析にあまり協力的でない場合は、変更や中断も考えましょう。

30代での退職後の転職は書類選考で苦戦

書類選考で苦戦
キャリアコンサルタントとの面談の結果をもとに、下記の希望条件で求人を探してもらいました。

  1. 職種は前職の経験を活かせるもの
  2. 年収は前職同等かそれ以上
  3. 裁量労働(みなし残業)ではない
  4. 正社員採用であること

31歳まで務めた製造メーカー系業界に絞り、「休日出勤」などの労働条件は興味がある求人のみ確認することにしました。

1週間の間に、計10件ほどの非公開求人の案内があり、6社に『履歴書』と『職務経歴書』を提出。しかし、応募した求人はすべて「書類落ち」という結果だったのです。

1社くらいは通ると思っていましたが、30代の転職は甘くないという「現実の壁」にブツかりました。

転職活動で最重要の応募書類である『職務経歴書』の徹底修正

職務経歴書の添削
応募先すべてに不採用という結果を受けて修正したのは『職務経歴書』。20代とは違って、30代での転職では「経験」が重視されます。

企業は慈善事業で採用活動をしていません。応募者が「会社の利益に貢献する存在か?」を重視します。

採用選考用の応募書類では、容姿は履歴書の写真でしか伝わりません。「文字で書かれた経歴」で自分を語る必要があるので、『職務経歴書』は事前準備が必須です。

サポートに言われた経歴書の修正ポイントは下記の3つ。

  1. 箇条書き:年代順に携わった仕事とポジション
  2. 数値化:収益や自分の仕事が生み出したもの
  3. 経験考動:課題に対して「どう考えてどう行動したか」

転職エージェントのサポートを受けると職務経歴書のフォーマットをもらえます。その時点で【1】,【2】はクリアできますが問題は【3】

これについては、下記のような流れで書くことで「経験」をわかりやすく伝えられます。

  1. 仕事でどんな課題にぶつかったか?

  2. 課題にぶつかって苦しんだことは何か?

  3. ぶつかった課題にどうアプローチして解決したか?

  4. それらの一連の経験から何を得られたのか?

職務経歴書の修正で書類選考を突破!

職務経歴を添削を受けながら修正を繰り返し、別の非公開求人に応募書類を提出した結果、ついに書類選考を通過しました。それ以降は志望動機などの微修正だけで複数の会社の書類選考に通過しています。

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転職エージェントは「応募代行」も行います。書類提出に加えて応募者の人柄志望先とのマッチ度も伝えてくれるので、個人で応募するよりもプラスαの情報が採用側に伝わります。

ついに書類選考を突破したわたしの前には、採用試験最大の難関である「面接」の準備が待っていました。

30代からの転職面接対策は「模擬面接」をするべき

転職活動の模擬面接
書類選考を通過すると採用選考は加速! 初めての採用試験の日程調整も、中途採用試験が可能な日をエージェントに伝えれば、志望企業の人事と調整してくれました。

次に行ったのが模擬面接。これが転職の成功を大きく左右します。

30代での転職ともなると就職面接なんて6,7年ぶり。幸にも転職エージェントの事務所がある地域だったため、担当者と対面方式で模擬面接を行いました。

模擬面接の予約

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模擬面接は対面がベストですが、電話でも可能です。「質問を受けて言葉に出して答える」ことが重要で、「電話」であっても必ず行いましょう。今では「スカイプ」という方法もあります。

模擬面接からわかった転職成功のための修正点

30代での初の転職成功に向けて模擬面談を40分ほど行った結果、以下の4点を指摘されました。

  1. 姿勢が悪い(猫背、横に曲がっている)
  2. 相手の目を見すぎる
  3. 転職理由はいいが志望理由が弱い
  4. 経歴の説明が何でもできる男のように聞こえる

とくに課題だったのは「【3】転職理由はいいが志望動機が弱い」。30代という年齢に関係なく、転職活動者が陥りやすい問題です。

「転職理由」は会社を辞めた本音を活用すればいいのですが「志望理由」はそうはいきません

30代の中途採用試験で伝える志望動機のポイント

志望動機は「その業界で何がしたいか?」という大枠から、その会社の「どういった方針やサービスに惹かれたか?」と、しだいに焦点を絞っていくと伝わりやすくなります。

「何がしたいか?」の部分は実は簡単。求人票には「求める経験」が既に書いてあるので、しっかり読み込んで自分とのマッチングに注目しましょう。

30代までに築いてきた社会経験の中で、「どういった経験がどのように活かせるか?」といった応募先企業との関連性を掘り下げることが重要です。

また、以下のようなキーワードを使う場合は注意が必要です。受け手によっては印象が悪くなります。

  • スキルアップしたい
  • 福利厚生など副次的な項目がいい
  • ワークライフバランスが取れそう
  • 勤務地が希望通り
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転職エージェント会社は、志望企業から情報を直接入手できます。応募する前に募集人材の詳細を確認してもらうと、志望動機が固めやすくなります。

30代はじめての中途採用面接の結果は不採用

30代転職不採用

ついに一次面接が開始! 面接官の人数はどの企業もだいたい3,4人で以下の組み合わせが定番でした。

  • 人事
  • その部署の代表2人程度
  • 総務
30代の転職試験であっても、以下のような質問はほぼすべての企業から質問されました。

・前職での業務内容・経験
・どのような考え方で仕事の困難を乗り切ったか
・大学時代の専攻・知識で活かせたこと
・折衝の経験はどの程度か、どのような折衝を行ったか
・仕事の技術的な知識について
・勤務地にこだわりはあるか

初めての中途採用試験の結果は不合格でした。エージェントに聞いた不採用理由は、「職種とのマッチングが低い」とのことで、即戦力を欲するメーカーの期待に添えなかったのです。

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転職エージェントを利用して採用試験を受けると不採用の理由がわかります。今後の転職活動に重要なデータなので絶対に担当者に確認しましょう!

転職エージェントが持つ過去の転職者データを活用しよう

転職者データの活用
転職エージェントは、中途採用面接を受けた求職者に「面接で聞かれた質問」をアンケートします。“何百何千社”の質疑応答を“何年分”もデータとして持っているのです。

転職活動アンケート
同じ30代で中途採用された成功者たちの回答内容も把握しており、模擬面接ではデータを元に質問をしてくれます。回答についても正しく伝えるために具体的なアドバイスをもらえます。

回答しにくい困った質問への対処

採用面接では「答えにくい質問=考えさせられる質問」が必ずきます。

人事の話によると、そういった質問は回答速度を重視することが多いとのこと。「回答が早い」のは、準備をしているのはもちろん、考えをまとめるのが早いと判断されやすいからです。

また、30代の転職ならば「マネジメント(管理職)能力」も確認されることもあります。わたしの場合は「チームリーダー経験」を説明しました。

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面接は第一印象が大事です。服装は整えて応対は丁寧にしましょう。30代の社会人として最低限のマナーですし、悪い印象を覆すのは困難です。気をつけましょう。

初めての中途採用面接から約2週間に渡って、転職は停滞し続けます。その理由は、転職活動に最も影響する「求人」に関わる壁でした。

求人情報が2週間届かない!30代向けの転職サイト登録数を増やして対応

一次面接の結果待ちの約2週間ほど、まともな求人(非公開求人を含む)が無くなりました。1社目の「不合格通知」が来るまで、ひたすらソワソワしながら”待ち”でした。

転職活動の停滞

30代での退職後の転職活動の場合、空白期間が長くなるのはマイナスです。対策として他の転職サイトに登録をしました。

転職支援複数依頼
転職エージェントサービス会社は複数あり、大手転職サイトの「マイナビ」や「doda」などもサポートがあったので4社のサービスに新規登録しました。

新規登録

登録確認メールは届くも、実際にサポートを受けられたのは2社で、転職エージェントAに加えて「計3人」の転職アドバイザーのサポートを受けました。

(株)SIEC(株)SIEC

転職の時期によって求人の増減があります。4,8,12月などは求人が出にくいとされますが、企業によって緊急の求人を出す場合もあります。常に求人情報を入手できるように、複数の求人媒体を利用することがおすすめです。

転職サービスの絞り込み検索

30代の転職活動で「盲点」になるライバルの存在

ここからは中途採用試験を受ける企業が一気に増加! 1ヶ月の間に書類選考を通過した4社の面談を受け、3社は最終面接まで進みました。

しかし、ここで伝えたいのは二次面接で不採用になった1社の経験です。

転職活動で敗北

職務内容も前職とのマッチングが高く選考が加速したのですが、1つ問題がありました。それはライバルの存在

就職活動に比べて中途は採用枠が少なく、ライバルの存在は大きな障壁になることを痛感することになったのです。

「売り手市場」でも応募企業は被りやすくライバルがいる

求人応募は被る
基本的に求人は全国の人材に開かれており、同時に複数の求職者がその求人票を見ているのに、「これは自分だけの求人だ!」と錯覚してしまいます。

転職活動時に他の志望者を目撃したのは5社中たったの1社であり、ライバルという存在を意識していませんでした。
結果はライバルに敗北。転職エージェントBからの紹介求人でしたが、不採用理由は以下の通り。

『二次面接,○○試験,SPIを総合的に判断して、もう片方の受験者がふさわしいと判断した』

30代で転職を考えている人は、「確実にライバルはいて自分より選考が進んでいるかもしれない」ことを覚えておいてください。

(株)SIEC(株)SIEC

他社の転職エージェントはもちろん、同じ転職エージェントサービス内で同じ求人に求職者を推薦していることもあります。転職ではほぼ確実にライバルがいると思って活動しましょう。

別の企業の採用試験ではライバルに負けないようにスピーディーに活動をした私は、ついに30代での無職状態を抜け出すことに成功することとなります。

ついに内定!返信期間は短いので注意

転職内定
転職活動も佳境に入り、コンサルサポートを受けてから2ヶ月が経過。空白期間も含めると離職して8ヶ月でした。中途採用の最終選考に残った企業は以下の3社。

転職エージェントA: T社、K社
転職エージェントB: F社

結果として、転職エージェントAのサポートで進んでいた「T社」に内定し、他の2社は辞退しました。

内定連絡

内定後の受諾連絡はおおよそ1週間

「F社」は残業がかなり多い印象を受け、こちらから最終面接を辞退。「K社」は企業側の人事の都合がつかずに2週間ほど採用試験が遅延。その段階で「T社」に内定をもらい、内定受諾の期限が1週間だったこともあり「K社」の最終面接を辞退。

転職エージェントBにとっては他のサポート会社に顧客を取られたわけですが、以下のような祝福のメールを送ってくれました。こういった面からも、わたしは転職エージェントの担当者に恵まれていたと感じました。

内定のお祝い

正直なところ、30代の転職で迷走しつつも最終的に正社員の内定を受けた時はホッとし、この喜びはすぐに両親に伝えました。

内定獲得!転職エージェントの心遣いに震えた

転職が決まった後、入社手続き中に転職エージェントAの担当者からメールが届きました。一部抜粋したものは以下のとおり。
転職エージェントからの言葉
この本は、当然ながら即買いしました。

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転職した後のこともしっかりと考えてくれたキャリアコンサルタントの心遣いが素直に嬉しかったです。

【参考記事】30代におすすめの転職サイト

転職活動では妥協も必要

人生初の30代での転職活動は、「未経験職種」への転職ではなく「自分の培った経験」を活かす転職となりました。

転職先での待遇は前職と比較すると以下の通りです。

○ 給与(年収): 転職先で60万円アップ
○ 休日出勤: ゼロではないが前職の1/3ほどに激減した
○ 残業時間: 前職の半分以下に減少
△ 福利厚生: あまり変わらなかった
× 勤務地: 希望していた地元よりは遠ざかった

「先物会社」という未経験職種へ転職していたら、年収以上に失うものもあったかもしれません。

(株)SIEC(株)SIEC

30代に関わらず、転職では「すべての希望がマッチする」ことはほぼありません。「自分が妥協できる点」はある程度明確にしておきましょう。

30代での転職は支援を受けた方が精神的にも楽

空白期間がありながらも転職できたのは転職エージェントのサポートによる部分は大きいです。

離職してすぐの精神状態のまま、ハローワークや転職サイトの情報のみで行動をしていたら転職は失敗していたでしょう。心から感謝。

31歳での転職活動全体を通して、転職エージェントに受けたサポートは以下のようなものです。

転職に際しての深い本音を掘り起こす自己スクリーニング支援
求人サイトにない「非公開求人」の早期紹介
志望企業への応募代行
採用面接の予定を調整
面接対策の「模擬面接」の実施
面接結果のフィードバック(不採用理由等)
年収などの就労条件交渉
面接(内定)の辞退連絡
内定から入社までのフォロー

利用者のほとんどが、求人サイトや求人媒体には無い同様のサービスを受けられ、「一人ではない、協力者がいるという安心感」も得られます。

わたしの友人・知人も、転職エージェントを活用して36歳,37歳,38歳,39歳という30代後半の転職にも関わらず、キャリアアップを果たしています。

30代前半は転職サイトで「待ち」もあり

30代前半の場合は、リーマンショック直後に比べて転職ハードルは低くなっており良質の求人が来るまで“待つ”のもありです。

早く職場環境を変えたい場合は転職コンサルを活用し、そうでない場合は転職サイト(リクナビNEXTやマイナビ、ビズリーチ)に登録してスカウトを待ちましょう。

スカウトで気になる求人があれば、キャリアコンサルサービスを利用して転職準備を行うのが最もストレスが少なくなります。

転職サイトに登録して、優良企業の一括大量募集などの情報はもちろん、未経験業界・職種の情報だけをもらうのもありです。

未経験への転職は30代後半よりは進めやすい

30代前半ならば、未経験職への転職も30代後半よりは比較的容易です。ただ、第二新卒など20代に比べるとハードルは高いので、若い年代を求めている求人企業は苦戦するでしょう。

職務経験やスキルはもちろん、今後の目標などの自分自身の棚卸しをまず行って、本当に「未経験業界・業種」でいいのか掘り下げましょう。

未経験職の場合は、関連する資格の取得などが必要になることもあります。悠長に構えていると年齢ハードルが上がるので、早めの行動を心がけてください。

30代前半の転職のポイントはこちら

30代後半の転職はエージェント利用がおすすめ

30代後半ならば、迷わず転職サポートを利用してください。30代後半はキャリア採用が色濃くなり、未経験職種への転職はハードルが高いです。

未経験職は中途採用されにくいのはもちろん、採用されても以下の問題と直面する可能性が高くなります。

  • 給料が激減する(新卒と同レベルも!)
  • 現在よりも職位の待遇が下がる
  • プライドをある程度捨てる必要がある

やりたいことならば貫くことは重要ですが、それ相応の覚悟は必要であると認識してください。
体験談でも述べているように、妥協点を明確にすることも30代後半の転職では重要です。

サポートを利用して効率よく活動する

30代後半は業務も忙しく、転職活動に割ける時間も限られます。また、30代前半に比べて「マネジメント経験」も確認されだします。転職エージェントを活用して必中の構えで転職活動を行いましょう。

それでも様子を見ながら活動する場合は、「ビズリーチ」などの比較的年齢が高く「マネージャークラス」「高収入」の求人が多い転職サイトを候補に入れましょう。

30代後半の転職のポイントはこちら

30代の女性が転職で注意すること

女性の転職の場合、採用する企業側が気にするのは「結婚 → 退社」というルートです。雇う側は「長期雇用」を前提とします。すぐ辞められてしまうのは辛いところです。

採用側も時間や費用をかけて採用活動をしているため振り出しに戻るとダメージも大きいのです。

女性の転職では将来が注目される

男女雇用機会均等法もあり、採用側は以下のような質問を面接で行うことは基本的にはタブーです。

  • 結婚の予定は?
  • 結婚後に仕事をやめないか?
  • 子供の予定は?

ほぼ聞かれることはないでしょうが、回答はあらかじめ用意しましょう。自らさり気なく話題にするのも手ではあります。

面接時に自分の考えや予定を伝えておいて、採用側の人事と擦り合わせましょう。

職場環境が自分に合うか事前に確認する

30代女性の転職の場合は、結婚や出産などのライフイベントが働く上で重要となり、転職先の職場環境や福利厚生は非常に重要です。

  • 産休の制度はもちろん、取得実績はあるか?
  • 職場復帰するときに降格はないか?
  • 上司は結婚・出産に理解があるか?

こういったことを事前に確認できないと、転職しても後悔する事態になりかねません。女性の転職こそエージェントに相談して自分が求めることを明確にしましょう。

女性の仕事探しの場合は「くるみん認定」「えるぼし認定」といった、女性の働きやすさや子育てサポートに注力する企業情報も参考になります。

30代女性の転職のポイントはこちら

30代転職失敗防止法の監修者

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