【30歳派遣社員】決まりかけた正社員登用が無くなり同業他社へ緊急転職

30歳で決まりかけていた正社員登用が無くなり転職を決意

今回の転職体験談の主人公は30歳の女性。前職は、派遣会社の紹介で勤めていた化学工場。以前の企業より時給がよく設立して間もない会社でした。
しかし、とある社内トラブルの影響を受けて転職を決意せざるを得ない状況に陥りました。転職後は同業系の企業に派遣として転職しています。

【前職】化学工場 生産管理/事務
【転職後】化学工場 総務





30歳での転職理由は上司と外資本社との揉め事

化学工場に約半年程勤め、働きぶりも評価されていて社員登用の約束をしていました。しかし、本社(中国)と工場長がある案件で揉めてしまい、翌日より工場長がボイコット。
工場長に関わりがあった社員が次々と辞めさせられる事態となり、社員になれないと言われたので急遽転職を決意しました。

前職の化学工場生産管理の業務内容

家庭用ランドリーボールの製造、検品、梱包。資材管理や発注、伝票処理。毎日製造されたランドリーボールの日報作成、報告。

転職後の化学工場総務職の業務内容

人事部長補佐、会議事録作成、資料作成、電話応対。一般事務を行いながら、人事部長から依頼された業務を行う。

30歳の転職では前職のような揉め事が起こらない企業を希望

時給1300円以上
生活していく上で、最低でもこれくらいの時給は必要だと思っていたため
通勤距離
たとえ時給がよくても。自宅より遠ければ通勤ができないため
安定した企業
以前の企業のように、上の揉め事に巻き込まれたくないのである程度安定した企業がいい

通勤距離については妥協をしました。時給を求めると地元での就業は難しかったため、電車賃はかかりますが都会での転職を決めました。

転職支援サービスは派遣サービスの「アデコ」を利用

転職に際しては、友人から職介してもらった派遣会社「アデコ」を利用しました。

「アデコ」に登録後、電話やメールで前職と類似した業界・業種の求人案件を紹介してもらいました。利用に際しては、特に不満店などはありませんでした。

派遣職に限らず気になる求人にはどんどん応募した方がいい

これから転職する人へのアドバイスとしては、エントリーは遠慮せずにどんどんした方がいいと思います。派遣会社に登録しているなら、担当に自分の要望は細かく伝えるべきです。
自分の希望に100%マッチする企業はなかなか難しいので、転職において妥協してもいい点を明確にしておくことをオススメします。




【ポイント】応募をする前に自分の「転職軸」を明確にしておこう

転職活動では、受かるまでドンドン求人に応募していくことを推奨する人もいます。ただ、もし内定を得られたとしても、それが転職成功とは限りません。

重要なのは自分が新しい会社で「ありたい自分」でいられるかが重要です。いきなり求人検索をしていては、狭い視野のままに仕事を選択し、結果的に後悔することになりかねません。まずは自分の「仕事への価値観」を掘り起こしましょう。

「転職軸」を決める時は第三者への相談も視野に入れる

自己分析をしようにも、一人では限界があります。ですので、キャリア構築の支援をしてくれるプロに相談しましょう。そのためには、大きく2つの方法があります。

【公的機関】ジョブカードの作成

自分の経験の棚卸しに役立つ公的サービスとして「ジョブカード」があります。経歴はもちろん、自分の強みや弱みなどの振り返りができ、作成した書類を基に履歴書や職務経歴書も作成可能です。
最寄りのハローワークで在職者も求職者も相談可能ですので、利用を検討してみましょう。

ジョブカードの詳細: https://jobcard.mhlw.go.jp/advertisement/
【民間企業】転職エージェントの利用

転職に直結する自己分析を希望するならば、民間の転職エージェントも役に立ちます。自己分析をしながら転職エージェントが所有する求人情報も提供してもらえます。

転職活動は在職中に自力応募で実施。完全未経験業種へ転職決定。

転職活動は退職後に行い、2週間ほどで今の会社への派遣が決まりました。自宅から通いやすく、社内の雰囲気もいい。昼食支給なので交通費が気になりません。また、同業界でありながら自分が就業したことのない業務もできて楽しいです。

年収は少し上がりましたが、通勤距離が長く交通費が上がったため前職とトントンくらいです。就業先が都会なので、つい買い物をして帰ってしまうというデメリットもあります(笑)

【応募会社数】5社
【書類通過数】2社
【一次面接通過数】2社
【内定社数】2社

30歳という年齢で転職の際に不利に感じたこともあった

若そうな女の子と二人で順番に面接をしたとき、面接官の方に「当社は20代の子が多い。30代の方は研修がきついかもしれないが大丈夫か?覚えが違うから」と言われたことがありました。

若い子達を育てて社会に出していくというような社風だったため「その社風ならあらかじめ年齢制限して募集すればいいのに…」と思いました。
内定をもらいましたが、あまり長い期間働ける会社ではなかったこともあり、丁重にお断りしました。

注意求人募集における「年齢制限の設置」は『雇用対策法』で禁止されています。

転職活動で最も苦労したのは「自己PR」

30歳での転職活動で最も苦労したのは「自己PR」です。
派遣先の方に自身のワークシートを渡され、面接官に簡単に自己紹介して下さいと言われました。ワークシートを見ながら噛み砕いて話しをしました。転職先の業種に合わせて職歴を強調するといいと思います。

【ポイント】正社員・派遣に関わらず応募書類はわかりやすく書く

転職活動において、最も重視される書類が『職務経歴書』です。採用面接官たちは、応募書類を基に経歴を確認したり、質問を準備したりします。
相手にわかりやすく記載するのはもちろん、自分自身も説明がしやすいように記載をすることを心掛けましょう。

30歳での転職面接は経験の確認などの質問が多かった

研修がきついが大丈夫か?
記憶力と対応力は自身があるので大丈夫です。
長く勤めた会社を辞めた理由は?
6年ほど同会社で勤務していたため、他の企業も経験したかった。
当社を選んだ理由は?
やはりお客様と関わることが好きなので、以前の業種経験を活かせて、尚且つお客様と繋がれる企業がよかった。
将来の夢は?
キャリアアップとどの企業でも役にたつような対応力を身に付けたい。

転職先は年齢が近い社員が多く過ごしやすい環境

転職先はベンチャー企業で、30代の方が多く話が合いやすいです。都会の大きなビルの中にあり、内装がとてもおしゃれ。昼食はカフェのような場所があるのでそこで食べれる。昼食代はお弁当支給なので無料です。
環境はいいのですが、会社までの距離が遠いので電車代が以前よりもかなり高くなりました。

30歳での転職も同業の知識や経験はアピール材料

今回の転職がうまくいったのは、転職先の企業と精通のある業種の経験があったからだと思います。
職種自体は直接的な経験はありませんでしたが、同じような工場で業種に理解があったため、転職先企業も教育がしやすいと考えたのだと思います。