転職回数が多い30代の転職活動のポイント

30代の転職で気になるものの一つが転職回数。転職回数が多いことによって、30代での転職が不利になると考える人も多いでしょう。

実際に転職エージェントや採用人事に確認してみても、一定レベルの企業は30代の転職でも転職回数が多いと気にするとのこと。

ここでは、30代で転職回数が多いとされるのがどれくらいかはもちろん、回数が多くても転職を成功させるための情報を紹介します。

30代で転職回数が多いと判断されるのは概ね「3回」

30代で「転職回数が多い」と判断するのは、概ね3回、つまり、30代までで4社経験とのことでした。

  • 採用人事:15名(クラウドサービスアンケート)
  • 転職エージェント:2名(実面談確認)
の意見ではありますが、30代前半も30代後半もほぼ同数程度と考えてください。「この回数だと転職できない」わけではありませんので、その点はご注意ください。

転職回数は上場大手はとくに気にする

大手企業の場合、応募者数もかなりの数になります。採用人事も選考に進める人材を厳選しなければいけませんが、人事担当者の記事にあるように、書類選考に割ける時間は十数分しかありません。

面接官は募集求人部署の管理職クラスなので、そんなに何人も通すわけにもいかないのです。

となると「転職回数」は絶好のフルイになります。長期雇用を望む企業にとってはどうしても、長期就労に不向きというマイナスなイメージがあるので仕方がありません。

転職回数が多い30代は転職エージェントも支援を躊躇する

転職を支援する立場の転職エージェントも、30代で転職回数が多いと支援を躊躇する場合があります。上述のように選考に苦戦する可能性があるからです。

転職エージェントも採用人事と同様に「長期雇用が望める」人を優先したいので、同スペックの支援依頼者がいる場合は、少しでも転職成功率が高そうな人を優先します。

転職エージェントも企業から成功報酬を受け取るサービス業なので、この点は致し方ないのが実情です。

30代で短期間に複数転職している場合はとくに難しい

転職回数もそうですが、やはり「短い期間(例えば、2年で3社など)」で転職を繰り返している場合でも書類応募で落選する可能性は高まります。

採用側や支援側の立場になると自ずとわかるでしょうが、こういった短期間での転職を防ぐ意味でも、転職活動での「自己分析」は結構大事なのです。

30代で転職回数が多い場合の転職活動法

30代で転職回数が多くなったのには様々な理由があるでしょう。たまたま連続で会社が倒産したかもしれません。そういった特異なケースは除いて、転職回数が多い30代の転職活動法について紹介します。

転職エージェントの支援を何とか受ける

30代で転職回数が多い場合の最大の問題点は「応募書類で落とされる」ことが多いという点です。

誇るべき職歴があっても、転職回数が多いとキャリアの一貫性の把握が難しいためスルーされる可能性が高まります。つまり「応募書類はほぼ読まれない」可能性が高いと思ってください。

そこで活用すべきなのが、定番になっていますが「転職エージェント」の利用です。

転職エージェントに「強み」をPRしてもらう

わたしの体験談にもあるように、転職エージェントは応募書類の提出時に「あなたの人柄・売りとなる経験」をアピールしてくれます。

これにより中途採用面接に進める可能性も高まります。エージェントも採用可能性のある求人を紹介してくれるので、応募の無駄うちにもなりにくいのです。

ただし、前述の通り転職エージェントが支援をためらうこともあるので、複数登録は当然としてアピールも必要です。

登録時の「転職希望時期」「備考欄」でアピール

転職エージェントに登録する場合に、「職務経歴」はしっかり書くのは当たり前として、「転職希望期間」は選択できる最も早い期間を選びましょう。

転職エージェントは転職希望時期が早い人の支援を優先するので、転職回数が多くて不利な状況ならここは大事です。

また、「備考欄」でもアピールをしましょう。30代で転職回数が多くなった理由はもちろん、とくに強い職歴などを記載しましょう。

応募社数が多くなってしまう覚悟も必要

支援が受けられたとしても、やはり転職回数を気にする企業の場合は書類選考で落ちます。

大変つらいかもしれませんが、応募企業数が増える可能性はあります。とはいえ自分が望まないような企業への転職は望ましくないので、その点は注意が必要です。

面接では転職回数が多くなった一貫した理由が必要

30代で高スペックであっても、転職回数が多いと面接で確実に理由を確認されます。その際には一貫したプラスの理由が必要となります。

  • ○というスキルを磨きたかった
  • △に関する知識を深めたかった
などがあるでしょう。これだけでは「うちも同じようにある程度たったら辞めるのでは?」と思われるので、反省しつつ次は根ざして頑張る旨は伝えましょう。
  • 残業が多くて…
  • パワハラ続きで…
などのマイナスな話だけされても、同情して採用してくれることはほぼ無いので、どのようにしてそのキャリアを選んできたかをしっかりと伝えましょう。

そのためにも、面接の前には第三者と面接ロールプレイをやっておく必要があります。

30代での転職回数の影響が比較的少ない業種

転職回数が5,6回など多くなっても比較的影響が少ない業界として「IT系」が挙げられます。その中でも「デザイナー」「SE」「WEBマーケティング」などのエンジニアに関わる業種は転職回数を比較的気にしにくいです。

IT系は時代の流れとともに様々なシステムへの適用が必要となるのはもちろん、企業ごとにサービスが売りとなるサービスが異なります。

  • web系
  • ゲーム系
  • アプリ系
などの業界で扱う言語に違いがある場合もありますし、プロジェクト体制で複数の企業が一緒に仕事を行うこともあり人材が流動的な業界なのです。

まとめ

30代での転職において、転職回数が多いことは少なからず不利になります。当然、転職回数以上に経歴を評価してくれる企業に当たる可能性もあります。

転職回数が多いがために転職活動が長期化したとしても、以下の考えはしっかり持ち続けましょう。

  • 働く上で譲れないこと
  • 労働条件で妥協できること
もし転職できたとしても、これらから逸脱した企業の場合、転職回数がさらに増えることになりかねません。