結婚退職後に3年間の空白期間を経て、事務職へ再就職した31歳女性の体験談

20代後半での結婚・出産を転機に31歳で事務職に再就職

今回の転職体験談の主人公は31歳の女性。前職は、食品系メーカーの事務職。商業高校でパソコンの知識があり事務仕事をしたいと思って就職した企業でした。

結婚と出産を理由に前職を退職し、3年間の空白期間がありましたが、学校法人で学校事務に再就職を果たしています。

【前職】食品メーカー 一般事務
【転職後】学校事務





31歳での転職の理由は結婚・出産のため

前職は職場の雰囲気もとくに問題はなく事務職自体も好きでした。そんな中でも転職を決意したのは結婚をしたためです。結婚後は旦那の実家で同居をすることになったので、前職の職場に通勤することが難しくなりました。

また、妊娠もわかったため前職を退職しました。それから3年ほど経ってから再就職を決意し、家からの通勤が負担にならないような職場を探しました。

食品メーカーの一般事務職での業務内容

原材料の受発注や生産計画の立案、原料の移動計画などの事務作業がメインですが会議の議事録や来客応対もありました。

転職後の学校事務での業務内容

事務職の中でも学校事務になります。予算管理やファイル管理もありますが、学生との面談や指導、来客や電話応対などの仕事があります。

31歳での再就職活動はハローワークをメインに活動

20代後半で退職後に、3年ほどブランクがあって転職(再就職)活動をしました。ハローワークをメインで利用していたのですが、安定した大手企業で働きたいという願望もあったので、リクナビNEXTも利用しました。

31歳での再就職活動に利用したサービスは以下の3つです。

自宅から通勤できることも重要でしたので、最終的にはハローワークで見つかった求人先に就職しました。

結婚して子供がいる状況でも安心して働ける環境が欲しかった

31歳での再就職で優先したのは、子育て生活との両立がしやすいことでした。とくに勤務時間や通勤に関することは重視しつつ、以下のような願望を持って就職活動をしました。

職場での勤務時間
子どもがおり、仕事帰りに保育園に迎えに行く必要があったから
給料(年収)
旦那の所得が低いため、もっと生活や老後にも余裕を持ちたい
職種(事務職)
経験を活かしたかったのと、腰痛もちなので座り仕事がよかったから

再就職に際して、本当は安定した大手の企業がよかったのですが求人がなかったため学校法人に転職しました。




31歳の再就職活動は1ヶ月ほどで終了

退職して3年後ほどでの再就職活動でしたが、活動自体は1ヶ月ほどで終了しました。10社ほどに応募して、書類選考は2社通過しました。

最初に受けた学校法人が勤務時間が理想通りで家から近かったこともあって、残りの1社は採用面接は受けずに現在の職場に再就職しました。

【応募会社数】10社
【書類通過数】2社
【一次面接通過数】1社
【内定社数】1社

30代で子どもがいることもあり再就職は不安と不満が大きかった

30代での再就職活動でしたが、子どもがいることもあって、職場の拘束時間などを優先的に考えると応募できる企業も極端に減るため不利だと感じました。

また、採用試験の面接では、自分のことを聞いてくれず子どもの状況ばかりを質問されました。私の取得した資格や前職のことについて触れてくれなかったことが「誰でもいいのか?」という気持ちも湧いてきて不満点ではありました。

面接では志望動機や転職動機などの質問がメイン

面接では、あまり前職の事務職の経験の質問はありませんでした。当たり障りのない「志望動機」や「退職理由」に加えて、アピールポイントなどを質問されました。

志望動機を教えてください
前職での事務職の経験を生かしたいです。
自分はこの仕事に向いていると思いますか?
人と話すことは好きでコミュニケーション能力はあるので向いていると答えました。
もしも採用されたら何を頑張りたいですか?
学生の立場になって、しっかりとケアしながら対応したいです。
自分のよいところは?
明るく元気で前向きなところです。
前職を退職した理由はなんですか?
結婚、妊娠を機会にまず主婦として集中したかったからです。

また、一次面接の時には「SPI試験(一般常識)」もありました。応募して書類通過が決まってから筆記試験について知りましたので、急いでSPIの参考書と問題集を購入して対策をしました。

子育ての急用にも対応してもらえる職場でよかった

再就職後の職場は、定時にきっちりと帰宅することができ、子供の急な発熱などでも帰ることができるため、子育てをする主婦としてはかなり良い環境です。

ただ、昇給があまりなく、経営状況も悪いためボーナスもカットされてしまったことはマイナスです。また、はじめの給与の条件とは違い、10万円ほど年収が下がってしまいました。

30代での再就職がうまくいったのはやる気を示せたから

31歳で再就職できたのは、面接で自分のことをしっかりとアピールできたからだと思います。はっきりとやりたいことを伝えることができたから好印象をもってもらえたと感じています。

ただ、時間勤務や通勤距離などが気になり、そのあたりを敢えて質問したりしたため、自分のことをマイナスに見せてしまったということもあります。

それにより、あまり私自身の事務職としての経験などがあまり深掘りされませんでした。もっとできることをアピールすればよかったです。