33歳でITエンジニア職の経験を活かして大手に転職
今回の転職経験談の主人公は33歳の女性。前職は通信業界でシステムエンジニア(SE)として働いていましたが、職種はそのままに異業界の「ITサービス企業」へと転職をしました。
性格は明朗快活なタイプで物事をはっきり言う方で、仕事においては特に「人間関係」を重視。その「人間関係」で、ややこしいトラブルに巻き込まれたため転職を決意しました。
【転職後】ITサービス企業 SE
転職活動で利用した2つのエージェントサービス
転職活動期間3ヶ月で応募した企業数はなんと50社
採用試験で最も苦労した「応募書類」はどう対応したのか?
ITサービス企業に転職したメリット・デメリット
転職成功の決め手は業種のマッチング
まとめ
30代にもおすすめの転職サイトを複数利用
転職活動を始めるにあたって、30代におすすめの転職サイトを調査して、以下の2つの転職エージェントに登録しました。
どちらもキャリアカウンセラーの担当がつき、転職が決まったのは「ワークポート」の方です。いずれも都内で対面式での面談を行いました。
33歳の転職で譲れなかったのは前職の経験を活かすこと
転職において最も重視したのは、SEとしての経験を活かすことでした。経験を活かすことで現状よりもさらに技術面の追求もできますし、給与も下がりにくいと思ったからです。
- 職種
- 最悪業界は変わってもよかったが、職種だけはエンジニアと決めていた。
- 給与
- 年収が下がるのだけは嫌でした。また、ボーナス無しも嫌でした。
- 勤務地
- ずっと関東圏で生活してきたので、ここは譲れませんでした。
33歳女性の転職活動は平均的な期間で終了
転職活動は、入社する企業を決めるまで「3ヶ月」掛かりました。応募社数が50社ほどあったので、書類選考が通らなかった転職活動初期が特に大変でした。
転職活動は在職中に行いましたが、昼間は業務の都合上時間が取れませんでした。そのため、残業が終わった後の21時半からの面接など、かなり遅い時間の面接スケジュール調整が辛かったです。
退職交渉は転職先が決まってから行い、引き継ぎ込みで「1ヶ月」でした。とくに退職交渉で苦労したことはありません。
書類選考に苦戦したため応募社数は多め
応募の企業数はかなり多めだと思います。ただ、書類選考を追加して以降は面接もうまく進んだため、最終的に5社から内定をいただきました。
給与などの待遇が良いことと希望していた業界だったため、今の会社を選択しました。
【書類通過数】6
【一次面接通過数】6
【内定社数】5
33歳の転職で苦労した「応募書類」は転職支援で乗り切った
転職エージェントの支援で最も役に立ったのは『履歴書』や『職務経歴書』の添削です。書類を何通出しても全然通過しない時期があり、転職エージェントに相談して提出している書類を全て添削してもらいました。
添える文章などもアドバイスをいただき、それ以降は数社通過しました。また、誰にも相談できない転職の悩みなども相談できたのは精神的に楽になりました。
採用結果が出ていたのに転職エージェントの連絡が遅れたときがあったのがちょっとマイナスでした。ただ、「ワークポート」で転職が決まったのに、「リクナビ」の人が喜んでくれたのは素直に嬉しかったです。
面接に向けて「理念」など会社を調べる事を怠らなかった
面接社数が6社とかなりタイトな期間に集中して面接を受けたのでしだいに慣れていきました。また、当然それぞれの企業については事前に「理念」や「事業内容」、「今後の展望」などは調べていきました。
- 退職した理由は?
- 愛社精神をもって全力で打ち込める仕事に就きたかったから。
- あなたの今後の夢は?
- 旅行で行きたい海外の国に行くことと答えました。ちょっと質問の回答とずれており「まずいな」と思いました。
- 経営理念を言えますか?
- 経営理念は事前にしっかり覚えていき、きちんと回答を行いました。
- ストレス発散方法は?
- 友達と一緒にショッピングに行くこと。あとは、きちんと睡眠を取ることを説明しました。
33歳での転職は自分が望んだ業界に行けたのが素直にプラス!
転職の結果、年収自体は据え置きでした。約400万円でしたが、前から就職したかった業界・職種に就くことができたことがとにかく嬉しかったです。
ただ、転職先の会社が若いだけあって内部で一緒に働いている人材も未熟な印象があり、仕事をする上でフォローが大変なこともあります。
30代をからの転職がうまくいったのはマッチングが最大の決め手
まず、求めている内容が会社も自分もマッチングしていたのが1番だと思います。さらに背伸びなどせず、素の状態で面接を楽しめたことで自分自身を出すことができたと思います。
全く関係ない職種でもポートフォリオを持参し、自分を知っていただくために活用してアピールしたことだと思います。応募職種ではポートフォリオはまったく関係ないものでしたが、面接官が非常に興味を持ってくださり、結果合格となりました。
まとめ
33歳女性エンジニアの転職経験談はいかがだったでしょうか?
以前から自分がやりたい仕事を定め、そのための準備をしてきたことも転職の成功の理由です。
エンジニア系の転職は、とくに知見のあるシステムの経験や理解度が転職の結果を左右します。自分が描くキャリアに必要なスキルを明確にしやすい業種でもあるので、常にアンテナを張っておくことを意識しましょう。